「ウルトラマン」第33話「禁じられた言葉」

悪質宇宙人 メフィラス星人
宇宙忍者 バルタン星人(3代目)
凶悪宇宙人 ザラブ星人(2代目)
誘拐怪人 ケムール人(2代目) 登場

航空ショーの見学に来たハヤタ・フジ・フジ隊員の弟サトル。
どこからともなく聞こえる声。「飛行機が空を飛ぶのは当たり前だ。」
そして、タンカー船が空を飛んできた。

宇宙へ調査に出たアラシとイデは信じられない光景を見る。
釣り上げられたジェット機群、そして科特隊専用車。
しかし、3人の姿はどこにもなかった。

フジ隊員が現れたという連絡で28番街に急行してみると・・・。
巨大化したフジ隊員がそこにいた。
ウルトラQでは1/8になった桜井さん。今回は8倍ですな。

その頃、サトルは宇宙線の中に倒れていた。

「サトル君。さあ、元気を出して。立ちなさい。」

声の主はメフィラス星人。自己紹介したあと本題へ。

「さて、サトル君。私は自分の星からこの地球を見ているうちに、
 地球とサトル君がどうしても欲しくなったんだよ。
 でも、私は暴力は嫌いでね。私の星でも紳士というのは礼儀正しいものだ。
 力ずくで地球を奪うのは私のルールに反するんだ。
 そこで地球人であるサトル君に了解をもらいたいと思うんだ。
 サトル君は素晴らしい地球人だ。
 どうだね、この私にたった一言、
 『地球をあなたにあげましょう』と言ってくれないかね。」

「やだ!絶対やだ!」

「そうだろうね。誰だって故郷は捨てたくないもんだ。
 でも・・・、これをご覧。」

メフィラス星人はサトルの心に語りかける。

「宇宙は無限に広くしかも素晴らしい。
 地球のように戦争もなく、交通事故もなく、
 何百年何千年と生きていける天国のような星がいくつもある。
 どうだねサトル君、地球なんかサラリと捨てて、
 そういう星の人間になりたくはないかね。」

「ヤダ!」

「聞き分けのない子だ。なぜ『地球をあなたにあげます』と言えないんだ。
 私は君が好きだ。私の星で永遠の命を与えようというんだぞ。」

「ボクだけがどんなに長生きしたってどんなに豊かな暮らしができたって、
 ちっとも嬉しくなんかないや!ボクは地球の人間なんだぞ!」

「ほざくなっ!」
「ぶっわはっはっはっ!」高笑いするメフィラス星人。
メフィラス星人はサトルを消し、無重力の部屋に放り込んだ。
サトルの様子を見るメフィラス星人。

「はーっはっはっはっ!」高笑いするハヤタ。

「ウルトラマン、何がおかしいのだ!」

「メフィラス、とんだ見当違いだったな。地球を売り渡すような人間はいない。
 サトル君のような子供でも地球を良くしてこうと思いこそすれ、
 地球を見捨てたりは絶対にしない。」

「うぅ~ん、黙れウルトラマン!貴様は宇宙人なのか、人間なのか!」

「両方さ。貴様のような宇宙の掟を破る奴と戦うために生まれてきたのだ。」

「ほざくなっ!この手で必ずこの美しい星を手に入れてみせるぞ!」

「メフィラス!そうはさせんぞっ!」

フラッシュビームを高々と上げるハヤタ。
しかし、メフィラス星人の光線で動きを止められてしまった。
再びサトルに語りかけるメフィラスだったがサトルは無視。
怒ったメフィラスは巨大フジ隊員を暴れさせた。
ビルを破壊するフジ隊員。説得するムラマツキャップ。
「怪獣も同然です!」とフジ隊員を狙撃する防衛隊員。
メフィラスの笑い声と共にフジ隊員の姿が忽然と消えた。
バルタン星人・ケムール人・ザラブ星人が姿を見せた。

「私は人間の心に挑戦するためにやってきたのだ。」

その声と共にバルタン・ザラブ・ケムール人は姿を消した。
このとき怪電波をキャッチし、空挺隊が現場に向かった。
そこにメフィラスの円盤が隠れていた。
この円盤はセミ人間の円盤をひっくり返したモノですね。
円盤からの光線で空挺隊は撃墜された。
しかし、ジェットビートルはまともに食らっても平気である。
ビートルの攻撃で追いつめられたメフィラス星人。
捕らえられた3人を救うために円盤内へ。
フラッシュビームを高々と上げたハヤタを発見。
フジ隊員姉弟を救い出したところで時間がないとハヤタを置いて脱出。
直後の爆発の振動でハヤタの身体が倒れフラッシュビーム点火。
ウルトラマンに変身することができた。
ハヤタの身体が動けない状態での変身。
しかし、自由に飛び回るウルトラマン。
ハヤタの受けたダメージをウルトラマンは継承しないんだね。
やはり「一心同体」であっても別の人格なんだ。
一方、円盤を破壊されたメフィラス星人も巨大化。

「メフィラス星人、さっさと自分の星に帰れ。」

「スパイめ!」

八つ裂き光輪やハンドビームの応酬。ややメフィラス星人優勢。
キック・チョップの応酬。これはほぼ互角。
そして、両者間合いを計るようにじりっじりっと移動。
西部劇の決闘のような構図。
一瞬の間があって同時にスペシウム光線と怪光線のポーズ。

「よそう・・・。ウルトラマン、宇宙人同士が戦ってもしようがない。
 私が欲しいのは地球の心だった。
 だが、私は負けた。子供にすら負けてしまった。
 しかし、私は諦めたわけではない。
 いつか私に地球を売り渡す人間が必ずいるはずだ。
 必ず来るぞ!ぶわっはっはっはっ!」

姿を消すメフィラス星人。
行方を追うように見上げるウルトラマン。

「ウルトラマンはなぜ戦わなかったんだろう。」

「きっと宇宙人同士の会話があったんだ。」

今回のメフィラスはメビウス47話と違い負けを認めたのではない。
ほぼ互角というよりウルトラマンを押していた。
徹底的に戦えば結果はわからなかったに違いない。
しかし、彼は「紳士」なのだ。
無益な戦いを続けるほど愚か者ではないのだ。
地球人なんかよりもずっと・・・。

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