「ウルトラマンマックス」第22話「胡蝶の夢」

魔デウス登場

実相寺ワールドを早くも予感させるオープニング。
「ちょうちょ」「パチンコのフィーバー音」「薄暗い画面」。
台本の「ウルトラマン」ロゴが初代マンのもの。
音楽協力・ピアノ 冬木 透 の文字に「おお~っ!」

カイトと一体化する不可解な夢を見る脚本家・蓮沼征夫。
彼は夢の中ではDASHのトウマ・カイトである。
怪獣を作る夢の中の女。
「この世界のすべては夢の産物なんじゃないか。」
「怪獣退治の専門家」(←これって初代マン主題歌の3番ですネ)
「名前から発想しますか・・・。天才・金城哲夫的ですね。」
「デウス・エクス・マキナをもじって魔デウスにしましょうか。」
デウス・エクス・マキナとは機械仕掛けの神の意味。

カイトは呟く。「夢の極みは魔デウスのフォルム。」
女は魔デウスの造形に一心不乱。

最近気力のないカイト。カイトの見た夢は脚本家になった夢。
でもそれは夢なのか。
「あなたはウルトラマンマックスである夢を見ているのかもしれない。」
ミズキの顔は「夢の中の女」に変わっていた。
バカ笑いするエリー。その顔も「夢の女」に。
「夢の女」は言う。
人生は脚本家の書く世界。人はその中で与えられた役を演じるのみ。
おまえたちは単なる「チェスのコマ」だ。
カイトと蓮沼は夢を通して自由に入れ替わっていたのだ。
蓮沼の夢が現実となり現世を破壊する。

そして、魔デウスが現実に世界に現れた。

蓮沼になったカイトに励まされるカイトになった蓮沼。
(↑あーややこしいっ!)
蓮沼になったカイトが脚本を書き、カイトになった蓮沼がマックスに変身。
脚本通りに「現実」の戦いが進み、魔デウスに呑み込まれるマックス。
体内で反撃を開始したマックスによって魔デウスは爆発した。
・・・END

・・・という脚本を書き上げた蓮沼。
監督にOKをもらいウトウトと居眠り。
途端に現実の世界に魔デウスが!
「怪獣の夢を見させてはいかん!」・・・って「ギャンゴ」みたい。
そして、女性スタッフが駆け込んでくる・・・その顔は・・・・。

夢と現実が交錯したストーリーはティガの「夢」とは違う。
ティガのバクゴンはついてない男の夢が現実に現れる。
従って、夢と現実の区別が付かないのではない。
どこからが夢でどこからが現実なのか。

『胡蝶の夢』という故事(寓話かな)はまさにこのモチーフ。
荘子は蝶になる夢を見る。
目を覚ました荘子は現世の方が蝶の見ている夢なのではないかと考える。
これが『胡蝶の夢』である。
教科書にも載っているので高校生でも目にする機会があるはず。

結局、女の正体はわからぬまま。
今日も誰かの夢の中で現実の世界を破壊する怪獣を作っているのかもしれない。
今度は誰の夢なのか・・・。
それは、わからないが・・・。

"「ウルトラマンマックス」第22話「胡蝶の夢」" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント