「帰ってきたウルトラマン」第35話「残酷!光怪獣プリズ魔」

光怪獣プリズ魔登場。

脚本の朱川審は岸田森氏のペンネーム。
やはり氏独特の世界観というか美意識がはっきり見て取れる。

怪獣(プリズ魔)に襲われた男が全身が「光」になって消えていった。
人間の体が溶けていく、少しずつ消えていくシーンは恐怖である。
しかし、光学処理によって幻想的ですらあった。

プリズ魔のデザインも秀逸である。
光という形の見えないものを水晶の塊で表現し、胸(?)に太陽のような装飾。
その上に顔のように見える突起を持つ部分がある。
私は「機動戦士ガンダム」のホワイトベースの艦首(?)を初めて見た時、
「あ、プリズ魔の顔だ。」と思ってしまいましたね。

ウルトラマン対プリズ魔の第1ラウンド。
まったく手も足も出ないウルトラマン。
光をエネルギーとし、武器とするウルトラマンのスペシウム光線。
光をすべて吸収してしまうプリズ魔には通用しない。
光怪獣の攻撃に翻弄されるウルトラマン。
後にエースのタイトルバックに見られるような光学処理。
同時期のミラーマンのタイトルバックに見られる処理もあった。
光線で吸い寄せられ、心臓部でジュウジュウ焼かれるウルトラマン。
間一髪、夜明けが来た。プリズ魔は消え、ウルトラマンは救われた。
プリズ魔は夜しか活動できなかったのだ。
もちろん死んだわけではない。

第2ラウンドは後楽園球場らしきスタジアム。
MATは灯火管制をしき、プリズ魔をスタジアムへ誘導した。
凍り漬けにしようと冷凍弾を投下するマットジャイロ。
観客席の上野と郷もなぜか寒くてダウン。
なにやってんだか・・・とほほ。
郷はウルトラマンに変身。
プリズ魔の光線を利用して体内に飛び込んでいった。
体内でスペシュウム光線を撃ちまくるウルトラマン。
ガラスがバリンバリン割れる画面。
夥しい光を吸収しきれなくなったプリズ魔は木っ端微塵に吹き飛んだ。
粉々になったかけらと共に「昇天」していくウルトラマン。

「オレにとってギリギリの賭けだった・・・。」

郷の姿に戻ったウルトラマンはそのまま倒れ込んでしまった。
ウルトラマンは光を封じられれば戦えないという弱点をさらけ出したことになった。

第31話~第35話は俗に「11月の傑作群」と呼ばれています。
この第35話は本放送では12月3日に放映されていますが、
堂々たる「11月の傑作群」とはいえるでしょう。

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