「帰ってきたウルトラマン」第22話「この怪獣は俺が殺る」

物騒なタイトルの22話には、プラスチック怪獣ゴキネズラ登場。

脚本は市川森一氏。
初っぱなからピエロ登場。ゴミまみれになって気が変になるというシュールな世界。
舞台は「夢の島」。当時はまさにゴミ捨て場だった。
高度成長期の終わり、大量消費社会になっていく当時の日本を描いている。
今もあんまり変わってないのかも。

ストーリーとしては隊長交代というエポック。
物静かで優しい感じの加藤隊長からバリバリ軍人って感じの伊吹隊長へ。
演じる根上淳氏の厳しい表情とふっと見せる穏やかな顔が「日本の親父」のようだ。

ゴキネズラはもちろん「ゴキブリ」+「ネズミ」のネーミング。
ゴミ捨て場と言えばまず思い出す生き物だろうからストレート。
着ぐるみもおそらく顔をすげ替えたものだろう。傷みが見え、尻尾がかなりへこんでいた。
(シーゴラスの鱗引っぺがしたような感じ)
頭は真ん中分け、顔はどこかマヌケ面であんまり怖くない。

伊吹隊長の登場シーンはカッコイイ!
黄色のラインが入ったマットアロー2号の隊長機仕様で颯爽と登場(5時間遅れ)。
武器を最後まで使わずゴキネズラの吐くプラスチック溶解液を逆に浴びせるなど知略家。
「天に唾吐く」と自分に災いがふりかかるというありがたい教え。

もうひとつ感じたのは郷秀樹のダメージをウルトラマンが引き継いでしまうことだ。
前にM78星雲人と地球人の人格問題でも触れたが、郷秀樹の肉体は既に死んでおり、ウルトラマンはなりすましていたに過ぎない。
きっと彼は地球人の肉体のヤワさに嘆いたことだろう。
このあと37・38話で、精神的なダメージも引きずることがわかる。
このときのダメージはウルトラマン本人のものとも言えるけど、詳細はその時に。

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この記事へのコメント

ウルトラファン
2010年04月16日 19:28
伊吹が、マットアロー2号で、ウルトラマンを援護した所は、カッコよかったですね。
かめ吉
2010年04月17日 08:14
そうですね。

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