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巨大魚怪獣ムルチ登場 嵐の夜だった。怪獣ムルチに追われる一人の少年・リョウ。 メイツ星人がムルチを封印。少年は助かった。 河原の廃墟に住み、一心不乱に穴を掘るリョウの姿は異様だった。 リョウは超能力を使う少年として「宇宙人」と疑われていた。 中学生の不良に絡まれた時も酷い目に遭わせた。 そのせいでいわれのない「差別」や「いじめ」を受けていた。 自分の掘った穴に埋められ汚水をかけられたり・・・。 「ノンマルトのテーマ」が悲しみを倍増させる。 お粥を蹴散らし犬を嗾ける不良達。 犬は爆発。中学生たちは逃げ出した。 天涯孤独の少年・リョウ。彼はれっきとした人間だった。 その「保護者」が宇宙人なのではないかと推理する伊吹隊長。 「日本人は美しい花を作る手を持ちながら、 一旦その手に刃を握るとどんな残忍極まりない行為をすることか。」 伊吹隊長の言葉は脚本家・上原正三の叫びでもあった。 時に1971年。上原氏の出身・沖縄はまだ「日本」ではなかった。 リョウが宇宙人でないことは証明された。 しかし、一旦広まった噂はもう止めることはできなかった。 パン屋のヨウコ以外は。 まだ謎はあった。あの穴は何なのだ。 郷は金山と名乗るメイツ星人と面会。彼はこの1年間の出来事を話し出した。 宇宙船を隠してあること。少年を保護したこと。 彼は少年のために「金山」と名乗り地球に永住することも考えた。 しかし、地球の汚れた空気で体が蝕まれてしまった。 このままではおじさんが死んでしまう。 そう思った少年が宇宙船を掘り出そうとしていたのだ。 そして、一緒にメイツ星に連れて行ってもらうと・・・。 「地球は今に人間が住めなくなるんだ。その前におさらばするのさ」 そんなとき、暴徒と化した「市民」が少年に襲いかかる。 金山老人は姿を現し止めに入る。 もみ合いの中、警官がいきなり発砲。 金山(=メイツ星人)は「市民」に殺されたのだ。 泣き崩れるリョウ、悔しさに地面を叩き、うずくまる郷。 なんと醜いことか・・・。 これが日本人の正体なのか・・・。 多数派のやることはすべて正しいのか? 自分のエゴ・保身しか頭になく、責任も取れない行為に熱狂していく。 そして、封印されていたムルチが姿を現す。 「早く怪獣を退治してくれよ〜。」と逃げ出す「市民」たち。 「勝手なことを言うな。怪獣をおびき出したのはあんた達だ。」 「まるで金山さんの怒りが乗り移ったようだ。」 豪雨の中、荒れ狂うムルチ。 宇宙人であるウルトラマンはこの地球人達の醜い行為をどう思ったのか。 この言葉は郷のものなのか。ウルトラマンが愛想を尽かした言葉なのか。 ウルトラマンにとってこんな恐ろしい体験はないだろう。 メイツ星人に向けられた矛先が同じ宇宙人である自分に向けられる日が来るかもしれない。 そう思ったに違いない。 托鉢僧姿の伊吹隊長が郷に話しかける。 「街が大変なことになっているんだぞ。・・・・わからんのか。」 郷は無言で走っていく、そのままウルトラマンに変身した。 「MATのテーマ」が流れる。 MATが出ていない場面でのこの曲の使用は少ない。 ウルトラマンの戦闘シーンでは金城哲夫脚本のモグネズン戦が印象深い。 (↑ゴキネズラ戦はウルトラマンは何もせず伊吹隊長の攻撃シーンです。) ウルトラマンの戦闘開始から使用されたのはこれが最初で最後でしょう。 ほとんどワンカメで追っているのが緊迫感を倍増させます。 肩に抱えて投げ落とす。 最後はリフトアップして炎の中へ投げ込む。 そして、スペシウム光線。 火炎に包まれてムルチは爆発した。 ともかく雨中の戦いはウルトラマンが勝利した。 雨が上がった。水たまりに映る姿は・・・。 金山老人のリアカーを泣きながら引くリョウの姿だった。 金山老人がいなくなってからも少年は掘り続けた。 郷にはリョウの気持ちが痛いほどわかっていた。 「彼は地球にさよならが言いたいんだ。」 これがウルトラマンのセリフではないとは誰も言い切れない。 「ノンマルトのテーマ」でエンディング・・・。 「差別」をテーマに取り組んだ、この「怪獣使いと少年」は最高傑作の一つと言える。 少年の住む河原の廃屋(河原者) 少年の出身地・北海道(アイヌ)。 メイツ星人が名乗った「金山」という姓(在日)。 そして、脚本家・上原正三の出身地・沖縄。 いわれのない差別の対象となった人々の叫びがこの作品に込められている。 そして差別をしてきたのも黙認したのも「ごく普通の日本人」なのだ。 上原氏自身が「今じゃ、もうこの手の話は書けないだろう」と話している。 これは「差別」が無くなったとお考えなのだろうか。 それとも、もう手遅れだとお考えなのだろうか・・・。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
怪獣使いと少年
何故ブログ名が「怪獣使いと少年」かと言うと、「帰ってきたウルトラマン」のエピソードからきます。 ...続きを見る |
怪獣使いと少年。 2006/02/04 17:32 |
怪獣使いと少年
何故ブログ名が「怪獣使いと少年」かと言うと、「帰ってきたウルトラマン」のエピソードからきます。 ...続きを見る |
怪獣使いと少年。 2006/02/04 17:33 |
怪獣使いと少年
何故ブログ名が「怪獣使いと少年」かと言うと、「帰ってきたウルトラマン」のエピソードからきます。 ...続きを見る |
怪獣使いと少年。 2006/02/04 17:33 |
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kochikika ?Ρ??? 2006/05/06 20:03 |
メビウス 新マン 怪獣使い
1971年11月19日に放送された「帰ってきたウルトラマン」 のちに11月の傑作群と冠せられた作品の一つである「怪獣使いと少年」 ...続きを見る |
●○海老太郎のアナーキー日記○● 2006/11/06 17:42 |
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?A?B?????E???g???t?@... 2006/11/07 15:30 |
帰ってきたウルトラマン 怪獣使いと少年
帰ってきたウルトラマンのこの話は、歴代シリーズの中の中でも抜群の存在感があります。 ...続きを見る |
医療特撮部LOG 2006/11/11 11:58 |
帰ってきたウルトラマン 弟33話「怪獣使いと少年」
画像は「帰ってきたウルトラマンLD−BOX・インナージャケットイラスト」開田裕治さんのイラスト (デジカメがうまく撮れなかった・・・) ...続きを見る |
ガラダマの英雄(ヒーロー)大行進 2006/11/12 13:29 |
ウィル・スミスが映画のオチを言ってしまったそうだ
ウィル・スミスが、新作映画『アイ・アム・レジェンド』のプロモーションのために来日。都内で開かれた同作品の記者会見で映画の結末を漏らしてしまう珍事があった。 ...続きを見る |
ちゃん平のぶろぐ 2007/12/05 20:56 |
33 怪獣使いと少年
マジョリティとマイノリティを併せ持つ、キミがめざした遠い星 ...続きを見る |
光の国から愛をこめて 2008/01/20 14:28 |
帰ってきたウルトラマン 「怪獣使いと少年」は考えさせられた
たまたまテレビを見たらやっていた。なんか懐かしい感じだったので、最初は何の番組か... ...続きを見る |
ラパンとホーネットdeドライブ宙 2009/02/02 23:57 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
はじめまして。 |
kochikika 2006/05/06 20:07 |
>kochikikaさま |
かめ吉 2006/05/12 23:34 |
まさか、あの少年と宇宙人の設定にはすごい奥深いものがあったとは、知りませんでした。 |
いちじく 2006/08/14 13:34 |
>いちじく さま |
かめ吉 2006/08/15 00:28 |
>かめ吉 様 |
caz 2006/08/26 05:21 |
>caz さま |
かめ吉 2006/08/26 19:26 |
トラックバックさせていただきました。よろしくお願いします。 |
帰ってきたウルトラファン 2006/11/07 15:32 |
>帰ってきたウルトラファンさま |
かめ吉 2006/11/07 16:02 |
こちらのブログを僕のブログで紹介させて頂きました。勝手にすみません。 |
ちゃん平 URL 2007/12/05 20:59 |
金山さんは単に調査にやってきただけだし、宇宙船がダメになってしまったので物理的に帰りたくても帰れない状態であり、勝手に日本に密入国して寄生してるだけの在日韓国人とは明らかに違いますよ。同じにしたら金山さんに失礼すぎます。 |
在日は悪 2009/04/19 06:38 |
>ご意見ありがとうございました。 |
かめ吉 2009/04/20 12:54 |
アイヌに滅ぼされたり駆逐された人が描くとどうなるか |
紙の檻 2009/05/18 17:35 |
>紙の檻さま |
かめ吉 2009/07/15 16:00 |
「差別をすることが愛国なのだ」 |
滅びる世界 2009/09/14 10:22 |
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